防災トピックス
 防災トピックス インデックス >> エアゾール式簡易消火具(家庭用)破裂事故の原因調査結果等


 平成17年6月及び7月に、埼玉県内の住宅の冷蔵庫上に置かれていたエアゾール式簡易消火具と神奈川県内の飲食店の厨房内ビールバイザー上に置かれていたエアゾール式簡易消火具が破裂したことから、当該事故の発生原因に関する調査結果が日本消防検定協会により取りまとめられた。
 幸いにも現在は、破裂事故による人的被害は発生していないが、今後も破裂事故が発生する恐れがあることや事故発生の状況によっては、人的被害が懸念されることから、総務省消防庁では、取り扱い等についての注意喚起を行っている。


■該当エアゾール式簡易消火具の概要
・製造事業者  ヤマトプロテック株式会社
・商品名 ヤマトボーイKT、 FMボーイK
・鑑定番号 鑑消第13〜4号
・製造時期 平成13年11月〜平成14年7月(品質保証期間) (2002・02)〜 (2005・10)
・製造数 184,000本

■住宅の消火器具は大丈夫?
平成17年10月で、全ての同型品の品質保証期間が終了しているが、廃棄されずにそのまま設置されていると容器内面の腐食が進み、破裂事故が発生する恐れがある。
缶底に表示される品質保証期間を確認し、品質保証期間が終了しているものについては、製造事業者によりホームページやチラシ等により周知されている方法に従って速やかに廃棄する。
環境温度が高温となる場所や冷蔵庫等の微振動が伝わる状況下にあるものについては腐食が促進されていることが予測されるので、廃棄する際には十分注意する。
ヤマトプロテック株式会社のホームページのアドレスと相談窓口の電話番号は、次のとおりである。
ホームページ:http://www.yamatoprotec.co.jp
相談窓口:フリーダイヤル 0120−801084

■もう一度自宅の消火器を確認しよう!
品質保証期間を確認し、品質保証期間が終了しているものについては、廃棄処分する。
廃棄方法は、製造事業者のホームページ等を参考とする。
常日頃外観に注意し、消火薬剤の漏れ、変形、損傷や腐食の有無を確認して、異常を認めたときは速やかに廃棄する。
次の場所には置かない。
自動車内、ガスコンロの付近等の高温となる場所
直射日光のあたる場所
腐食が発生しやすい、著しく多湿である場所又は油脂、調味料又は洗剤等が付着する恐れのある場所
腐食が促進されるおそれのある冷蔵庫や電子レンジ等の振動が発生する場所
取扱いに関する記載事項を遵守する。